2023年4月7日金曜日

無題

 大阪でのライヴが終わった後、連泊して留まっていた。
一瞬でソールドしてしまい諦めていたレッチリ@城ホールのチケットが、ぴあのリセールで手に入ったからだった。
まる一日合間があったので、万博記念公園へ行った。
万国博覧会開催の年、俺は2歳。乳母車に乗っけられ家族全員で行ったらしい。
それはさすがに覚えていないが、その後小学生の頃は友達と何度も遊びに行った。
懐かしさ半分、大公園へと変貌した中に、今もすっくとそびえる太陽の塔を急に見たくなったのだ。
広場の中に太陽の塔は変わらずに立っていた。
眺め良好、来てよかったと思った。
そしてはじめて中へ侵入した。
開催時はものすごい行列で、小さな子供を連れて入れるような状況ではなかったと言っていた。
閉館後は、何十年もの間入ることは許されていなかった。
よくここまで取り壊されることもなく、改修、再公開の道のりを辿ったものだ。
まだ"爆発"した存在だと言う証か。
中身は、驚きと刺激に満ち、古さをいっさい感じない異空間だった。
ニヤニヤしながら上まで登り切ったところで、ねぇちゃんからの着信に気づいた。
俺は嫌な予感がした。
おとんが昨年末から調子を崩し、食事をいっさい摂れなくなっていたからだ。
おかんがねぇちゃんのいる徳島に行ってからは、おとんもほぼ一緒にいたんだが、そんな最中健康診断の結果~検査の結果が思わしくなく、年齢的にもう施しようがない状態だと告げられていた。
おとん緊急入院、先生から他県からでも親族には面会許可を出しますと。
コロナで、おかんの時は会うことはできなかった...病院のルールも少しは緩くなってきたと言う事でもあったわけだけど。。
一先ずホテルはそのままに、予定前倒しで徳島へ向かった。
おとんはすっかり痩せてしまって、いっぱいの管に繋がれてもどかしそうにしていたが、しっかり話すことはできた。
顔が痩せて俺と似てきた、とわけのわからんことを思った。
でも確かに、痩せて同じ顔になっていた。
他愛のないことを少し話した。
次の日、また面会し大阪へ戻った。
迷ったけど、戻った、ライヴが観たくて。
会場に入り席を探してる時に電話が鳴った。
慌てて出たらおとんからで、大阪いるついでにご近所さんに挨拶にいってくれと言う電話だった。
なんかしっかりしゃべれてるもんだから、いつも通りねぇちゃんとこで待っているような錯覚をした。
察したのだろうか...

ライヴがはじまった。
俺はジョンの歌が好きでソロをめっちゃ聴いていた流れでのレッチリなんだけど、ギターもいい。
弾いてても歌っているし、時に泣いてる。
もろバラードの様な曲はないのにこっちも泣けてくる。
めっちゃのった。
最高のライヴだった。
いろんな感情が沸きあがり、しょげた自分を突き上げてくれた。
俺にとってライヴは確実に力の源に成り得る。
それは観るやる関係ない。
掛け替えのない尊い空間なんだ。

もしこの時におとんがいなくなっていたら、来るべきじゃなかったと後悔しただろうか?
それはわからない。
確かだったのは、次の日俺はまたおとんと会えたと言うこと。
でも、痛み止めの作用で意識がかなり朦朧としてきていた。
居続けようかとまた迷った。
けど、音楽のことがあったから一度東京へ帰る選択をした。
その前に面会して、またすぐ来るからぁと言った後ありがとうありがとうと口から出た。
言い方不自然やったけど、どうしても言っておかなきゃならない一言だった。
目を瞑っていた、寝ていたのかな?
自己満足で構わない。

再び徳島へ行く予定にしていた朝、ねぇちゃんから死んじゃったと電話。
夜中に力尽きたと言う。
冷たくなったおとんは、優しい顔をしていた。
かつては恐れていたし、憎んでもいた。
触れながら俺は思い出した。
俺が幼子の頃はこんな表情だった。
いつからか険しい顔になった。
思うようにならない子供と対峙し、仕事の責任も抱えながら、悩みもがいたりもしていたんだろう。
よくぞ物事放り出さずに、真面目に生きぬいたもんだと、今の俺は感心するし尊敬もする。
晩年、頻繁に会うようになった頃からは会うほどに、朗らかな爺さんになってた、口うるささは変わらんかったけど。

おかんの分もまだまだ生きてくれ言うたのに。
追いかけて行くことないのに。
おかんきっと寂しくないよ。
寂しかったんは結局おとんか。
などと言うのは生きてるものの戯言。
ゆいいつの親孝行を果たせた。
随分と前に、親よりは早く死なないと誓ったんだ。

やがてこの物悲しさも薄らぐのだろう。
これを読み返したりして、あぁそうだった、あの時は一瞬途方に暮れたなと涙ぐみながらも微笑むのだろう。
でも、自分も折り返しをとうに過ぎ、ジリジリと死に近寄りながら、父母が消えてしまって感じるこの虚無は、これこそが自由なんだと気持ちを転換することはできるのだろうか。
くそっ、くそっ、くそっ、と声が漏れる。
何に腹をたてているんだろう... なんもしてあげなかった自分になのか、抗いようのない現実と言う厳しさになのか。
なんだか心が軋んでる、かと思えばすうすうしてる。
それでも歌えてること、ライヴがあり、聴いてくれる人がいて、その空間に気持ちを馳せてくれている人が確かにいる。
救われてる。
これはきっと時間が解決して、その内また力のある感情が心を動かす。
その魔法をこれまでにたくさん経験してきた。

俺はできると思う。
愛されていないと過ごした日々が、いつしか恥ずかしさに変わったように。
俺はできると思う。
幾つになってもここがはじまりだから。
俺はできると思う。
歌があるから、そして言葉があるから。
いや歌えなくなっても、詩を書けなくなっても、俺はできると思う。
流れた涙が温かく感じたから。
死は生きることだと教えてもらったから。
俺はできると思う。
焦らずにゆこう。
自由への扉は開いている。

2023年3月11日土曜日

12年目報告。

あの日、ぼくの目に映ったのは信じがたい光景だった。
すでに土地は整備されていたけれど、丘一つ先のまだ海の見えないところから全てがなかった。
ここにあったはずの建物、いたはずの人々...呼吸するのが苦しくなった。
道の先は崩れたまま、波止場ごと海に沈んでいた。
波は穏やかで、昇りはじめた太陽の光を浴びて輝いていた。
やり場なく狼狽える自分の有様とは裏腹に、心では「綺麗だな」と言う言葉がよぎった。
立ち尽くすぼくは水平線をただ眺め、溢れてくる涙を堪えた。
流れ落ちてはいけないものだと悟ったから。
ここへは来るべきではなかった、そう感じた。
人に誘われるがままぼぉっと歩いてはいけない場所だった、少なくともその時はまだ。

この日から、ぼくの懺悔にも似た活動が始まりました。
懺悔と言うにはあまりにも自己満足的なものだったけれど。
振り返ってみても、軽率な自分の上塗りで恥ずかしい。。

今年の節目に、ぼくのこのひとりよがりな活動を終えようと考えていました。
その前にもう一度、どうしてもあの海をこの目で見たくて、年明けてすぐに訪ねました。
調べてみたら絶景の温泉宿があったのでそこで一泊し、次の日、町を散策して帰途と言う計画を立てました。
今回は新幹線で仙台、からのレンタカーで海岸を辿るルートにしました。(このルートは道すがら観光地の松島に寄り道もできます)




満月の夜。
















そして日の出。
想像していた以上の絶景!














カモメ、餌待ち中。
めっちゃこっち見てたけど、、あげなかったよ...あげてもよかったのかな?














ずっと町の移ろいを見守り続ける神社。














こんなん発見したら突き進むよねぇ~。




















ここは強風注意、、。













整備された海岸。
夏なら泳いだ!!?




















なぜここにモアイ?と近づいて由来を知り"うるっ"。

























今年は13回忌。
一回り、それなりの長さを覚えるけれど、復興を考えるとこれからです。
それほどのことが起こったのだと、改めて感じます。
その地で営みを続ける方々にとってはなおさらでしょう。
人生に照らし合わせ、遠すぎる未来を想うのは途方もないので、人は節目を作り今を行くのでしょう。
忘れること、忘れないこと、留まれない命で、創り出す一瞬の連続。
これからは時折訪ねることで、町の未来に祈りを乗せたいと思います。

宮城県南三陸町公式ウェブサイト (town.minamisanriku.miyagi.jp)

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太平洋沖地震災害復興支援のため、南三陸町に寄付いたしました。

SUZUKI BED MUSIC-復興支援商品 /
not demonstration demo two(販売終了)2枚×2000=¥4000
真夜中クロール(現存する全て)76枚×2500=¥190000
計¥194000に気持ちを添えて¥200000です。

これまでお買い上げいただいた皆さま、ありがとうございました。
これからお買い上げいただく皆さま、ありがとうございます。

2023年1月29日日曜日

1/28 セトリと新曲の歌詞

2023.1.28
下北沢 Laguna
-Set List-
1.静寂とあくび
2.部屋に残響
3.hold on to you
4.夜光虫
5.夕焼け (新曲)
6.Ghost is flying (新曲)
7.そんな不埒な男に私はなりたい
8.silent
9.今
e.c
愛に生かされ (新曲)
問う唄


夕焼け

遠く広がる
夕焼けの空を
別れの日まで
心に重ねて
思い出はなぜ
あたたかいのでしょう
悲しいことさえ
いとしさに変える

帰ろうかな
帰ろうよ
素直になればいい

愛する人よ
どうか傍にいて
二つが一つに
なってしまうくらいに
ぴったりと
愛する人よ
どうかはなれぬまま
二つが一つに
なってしまうくらいに
しっかりと

限りあるのは
切ないけれど
だからこそ今が
輝くのでしょう
その時がきたなら
そっと涙ふいて
笑顔をうかべて ほら
手をふりいざゆかん
手をふりいざゆかん


Ghost is flying

捉えきれない
何者かがいる
光のように
影のように
ときにはふわっと
そして刺さる
実体なくとも
確かにある

内から見れば
残像となって
まるで天使の羽
暗闇にこそ
突然あらわる

Ghost is flying
I was going to die 

ぼくの血はもう
途絶えるけれど
そっときみたちの子を見る
息づいている
投影できる
途切れはしないことを知る

見せかけのPeacess
言葉にしたmoment
そんなものはいらない
大人になっても
感じることがすべて
ぼくらはそうさ
生まれたときから
実体なきゴースト
飽きもせずつづく
魂の遊戯

Ghost is flying
I was going to die
I was going to die
死のうと思ってた
生きようとしてた
それは同じこと
限りなく同じこと


愛に生かされ

ぼくらは奪い合ってる
遠い昔から
途絶える前に気づくだろうか
ここにはもう愛はないと
かつて魚から
何者かになった
進化して退化した者
弱い弱い
人間と言う生き物

Love Love Love
Love Love Love
Love Love Love Love Love

守りたい人がいた
守れない人が泣いた
それはやがて天と地を裂き
長い長い
争いのはじまり

Love Love Love
Love Love Love
Love Love Love Love Love
愛に生かされ
時を刻む

御伽話は
祈りとなって
歌い継がれた
永遠を誓う
讃美歌となれ
生命の真実に
辿り着けたなら

ぼくらは奪い合ってる
守りたい人が泣くから
途絶える前に気くだろうか
これはもはや愛じゃないと

Love Love Love
Love Love Love
Love Love Love Love Love
愛に救われ
愛で救う
Love Love Love
Love Love Love
Love Love Love Love Love
Love Love Love
Love Love Love
Love Love Love Love Love


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3週連続連鎖
連鎖26
3月11日(土) 下北沢 Laguna
出演:山田浩文 / guest: 新宿心音会板谷祐
連鎖27
3月18日(土) 下北沢 Laguna
出演:山田浩文 / guest: 生熊耕
連鎖28
3月25日(土) 下北沢 Laguna
出演:山田浩文 / guest: Ken-ichi(Valentine D.C./VERTUEUX),Eiji(Guitar support)


2022年12月18日日曜日

無題

 歌うなら、心の中のもやもやを伝えることができなければどうにもならないと感じ、無学な男が自分と向き合い内面を表せる言葉を探しはじめました。時にそれは気持ちをなだめることにも役立ちました。まだ外へ向かうなら、発信しなければと思うのです。

10月のおわりおかんが力尽き、85年の人生を終えた。懸命に生きた証を僕の胸に残して。最後の半年、家族にとっての最良な日々が確かにあった。その間、ここに記していた言葉を、僕の歌詞を好く人には読んでもらいたいよ。

立ちあがろうとするおかんを抱える。ずいぶん痩せ細ってしまっているけど、はじめてのことだから重く感じる。命うすれど人生の重み。

苦しむくらいならすぐに...とおかんがぽそりと言った。 思うようにはいかんものそれが人生、せーいっぱい生き抜くしかない。未だ命の尊さも、人生の深みもわかっていない息子が母に言う。40数年ぶりにサザエさんを一緒に観る。記憶遠過ぎて懐かしくもない。厳しい現実やけど、掛け替えのない今だ。

手を握る。指の関節、爪の先まで泣けてくるほどそっくり。なんであんななんでもかんでもムカついてたんだろう。きっと自分にイラついてたんだろうな。...とどのつまり、おとんにもおかんにも似たとこだらけ。ひょっとして俺は結晶だったのかな? ...産んでくれてありがとう。

俺の残りの命をあげたい。一生懸命闘ってる時にしょうもないこと考えてごめんなさい。

朝と晩メールをするようになった。まだ枯れずに小さな朝顔が咲いてるよと送ったら、見たいと返ってきたので撮って送った。その後姉からテレビ電話。見れた?と聞くとうんうんと頷いた。互いにバイバイしたけれど、その夜からのメールは見れていないような気がする。胸の奥が時折そわそわして、悲しい。








テレビ電話での“またね"のバイバイが最後のバイバイになってしまった。二日後近くにいったのに面会制限がありやっぱり会えなかったから、言いたかった言葉を言えなかったよ。いっぱいごめんね。産んでくれてありがとう。

また無になった。生きる僕らにはわかり得ない世界へ。僕もめーいっぱい生きよう。灰になるまでは心の中にいるから、また会えるね。

おかんの体調が大きく崩れ、ねぇーちゃんとこで暮らし始めて10ヶ月。持ってきてた数少ない写真を整理してた。遠い昔の家族の風景。この記憶などない。五十?年後、家族で過ごした僅かな日々は大切な思い出となった。死は生きるものの中にある。忘れぬ限り死はない。








ずいぶん前から病は抱えていたけれど、長生き家計でもありハツラツとした母でありましたから、90くらいは当たり前のように生きるだろうと勝手に思っていました。親不孝してきたからだな。息子を持った喜びを少しも与えてあげられなかった気がする。でも一つだけ。たった一つだけ、アインス再結成でステージに立つ自分を見せたこと。どう映ったかはわからんけど、家を飛び出して以降ずっとバンド続けてたってことは肌で感じてくれたと思う。あの時から、本当にやりたいこと見つけてたんだよと、何十年も経たからこそ伝えることができた。そんな風に思う。

ありがとう。
なんの疑いもなく、人を心の底から愛せる男になります。今からでも遅くない。


2022年12月10日土曜日

12/10 セトリと新曲の歌詞

2022.12.10
心斎橋 PANHEAD GROOVE
-Set List-
1.問う唄
2.silent
3.記憶の架け橋
4.夜光虫 (yohiaco)
5.仄かなひかり
6.hold on to you (新曲)
7.そんな不埒な男に私はなりたい (新曲)
8.G.D.Bm.C (Down to Hell)  (新曲)
9.ここに立つ (新曲)
10."今"
e.c
いつかの日のための言葉


hold on to you

夜明け前
きみはまだ
眠りの中
俺はしがみついてる
カーテンのすき間から
まるで木漏れ日
それは真昼の残像
光の影のよう

hold on  hold on to me
hold on  hold on to me

目じりのシワはふえ
黄昏て
きみの笑顔から
耀く色は褪せても
ここに誓うよ
弱い俺だけど
きみを守ろう

大袈裟な比喩が
現実に迫る
大きなうなりが
向かってくる
抗いようもなく
手を離しちゃってもいいよ
離さないから

hold on  hold on to you
hold on  hold on to you
hold on  hold on to you
hold on  hold on to you
hold on  hold on to you


そんな不埒な男に私はなりたい

もう一切合切を放りだして
絶体絶命を鼻で笑い
元凶原罪は水に流しつつ
一触即発をひょいとこえる

正義など持たない
獣なままで
そんな不埒な男に
私はなりたい

膠着状態なら陰にかくれ
ぶつかり合うくらいなら逃げ道さがし
傍若無人を決め込めば OH YHA!!
雨ニマケテモ大丈夫

教義などいらない
無知なまま
どぉーってこたぁない
どうせいつかは死ぬだけ

だから飛ぶだけ
あとは飛ぶだけ 飛ぶだけ

一切合切を放りだして
一切合切を放りだして
一切合切を放りだして
一切合切を放りだして


G.D.Bm.C (Down to hell)

げんなりな一日をこえる
大地を這いつくばって終える
別にムカついたりはしない
センター直進"我"つらぬく

時は流れる
どんな日々さえ
すぎゆけばすべて夢
懐かしむのか
後悔するのか
それさえ諸行無常

どうせなら
手あたりしだい
ちゃぶ台返し
気にくわないと
唾を吐きかけ
イスを蹴飛ばし
ドアを蹴飛ばし
ふり返らずに
高笑えば

そう言う方がいい
なんにもしばられずに
図々しいくらいでいい
そう言う方がいい

泣くな良い子よ
泣くくらいなら
いっそ悪い人になれ
とにかく生きれば
どうにか歩めば
後ずさりも跡になる

これからも
変わりはしない
小さな世界は
大きなうねりの
狭間にあるから
外へはみ出せば
塵の欠片さえも
粉々になる
何も無くなる
どうにもならない
どうでもよくなる

そう言う方がいい
なんにも囚われずに
そう言う方がいい
お構いなしでいい
そう言う方がいい
なんにもしばられずに
図々しいくらいでいい
そう言う方がいい いい

げんなりな一日をこえる
大地を這いつくばって終える
別にムカついたりはしない
センター直進"我"つらぬく
これっぽっちの強気はゆるせ
ほんと負けてばかりの現実
わんさか勝者を作り上げた
拡大解釈これも真実
ものごとすべて捉え方しだい
扉開ければ出口の入口
堂々巡りそれも人生
同情するなら金をくれ
天地を分けても偉い人
行き着くところはみな同じ
河見えたならまっしぐら 
Down to hell  Down to hell
Down to hell  Down to hell
Down to hell  Down to hell


ここに立つ

遊びつかれてただ
眠りつづけてた
その記憶は遠くなっても
ぼくからはなれない
もしも叶うなら
あの日へ帰ろう
そこからまた同じ道を
辿るとしても

目が覚めたなら
なにをつかもう

あいしてるいつまでも
それだけで満たされてる
ありがとう何度でも
届かなくても声にする

ないものをねだる
子供のままに
やっぱりあなたには
求めることしかできなくて
なにを返しても与えられる

きっと変えようのないものが
ぼくを支える

しんじてるいつまでも
それだけで強くなれる
これから先の未来へ
なにがあろうとあきらめない
あいしてるいつまでも
それだけで満たされてる
ありがとう何度でも
届かなくても声にする

ここに立つ
ここに立つ
ここに立つ
ここに立つ
目をひらいて

=============

弾き、語る。
"新春ソロワンマン"
2023年1月28日(土) 下北沢 Laguna
開場17:00 開演17:30
予約¥3500 当日¥4000 (別途1ドリンク代)
◎ご予約受付中!⇒https://tiget.net/events/209975


yohiaco LIVE 情報


2022年3月11日金曜日

11年目報告。

 今年こそは!
と言いながら2年が過ぎ、有言不実行な自分でありますが...
ゆく楽しみは膨らみ続けております。
線路で近くを巡ってもみたい。
電車の旅、車窓からの景色、心満たされるに違いない。。
===============

太平洋沖地震災害復興支援のため、南三陸町に寄付いたしました。
金額は以下の通りです。
SUZUKI BED MUSIC /
not demonstration demo two6枚(¥12000)
真夜中クロール4枚(¥10000)
計¥22000を繰り上げまして、¥30000 です。

お買い上げいただいた皆さま、誠にありがとうございます。

2021年5月18日火曜日

[もがくは上等、我らの示す形。]

 GWに振り替えられたE:V30thワンマン"three stories"に向かい、第一回リハで俺らは久しぶりに集まった。
しかしすぐには音を鳴らさず、必然的に話し合いがはじまった。
大阪が三度目の緊急事態宣言を発令すると言う情報が入っていたからだ。
東京もこれに続くことは明白であった。
行えるならどんな状況であれやろうと決めていた。
先行き見えない中でも、だからこそ諦めたくはなかった。
とは言え抗いようのない状況が世界を覆いつくす。
30周年を迎えた2020年に、一度もファンのみんなに会うことができなかったEins:Vierは、再び中止か延期かの選択を迫られることになった。
さすがに再延期は日程的に厳しいかもしれない...本当は延期ワンマンのファイナルで、サプライズ発表しようと目論んでいたアンコールツアーをその代替としようと言う案がでた。
そして中止の代わりに一日だけ、無観客ライヴを行い配信しようか?とも。
考えまとまらず、なんとなぁくうなずくYツグと俺フミの横でLリーダーが「無観客なんてもうええやろおもろないわ!」とノーを出した。
苦笑いしながらも、「いつでもそうだったよな、やりたいことやろうぜっ」と心の中でつぶやいた。
インディーズの頃の俺らは、Lリーダーのカッチョイイかカッチョワルイかで物事が動いていたんだ、これでいい。
人はそれぞれ、考えまったく一緒なんてことがあるわけないのだから、バンドにとって一番重要なことは楽しみ喜びだけじゃない、不安悩み丸ごとひっくるめしっかりと意志をもち転がることだ。
ふっと気持ちが落ち着き、揺らいでいた目線が定まった。
こんなこと暴露(ちょっと大袈裟)すると、無観客配信観たかったって人もいるだろう。
半面、それでこそ!と感じてくれる人もいるだろ。
正解なんてない。
現状、結果どうなるかなんてのも解らない。
向かう先に、もはやサプライズでもアンコールでもなくなったプラスαな公演と再延期公演があり、やり切れるまで全力でEins:VierはEins:Vierとして突き進むまでだ。

それともう一つの考えが並行してある。
俺らの人生の一部と言っていいライヴハウスのことだ。
混乱がはじまった頃は、キャンセルに際しどっちが被るか等のお金に纏わる醜いせめぎ合いがあった。
でも今は歩み寄りだ。
もちろんみんな必死だから、綺麗ごとばかりは言ってられないけど。
公演するにあたっては出来得る限りの対策をとっているので、やるかやらないかの判断はもはや行政の打ち出し次第。
つまりやれるかやれないかだと俺らは捉えている。
見通せないからという理由だけで計画を無くせば、やれる時でさえ箱のスケジュールは空になってしまう。
加え、足りていない国からの援助さえでなくなる。
めいめいが、背負える範囲のリスクは引き受けないといけないのではないかと思ったりしてる。
これもまた正解なんてない。

まぁとにかく、これらが俺らの今現在の動機のすべて。
昔っから要領よくできず、イメージとは裏腹スマートには立ち回れない自分たちなりの攻め方なのです。
いつも身勝手でごめんと謝るのは‶止めて"、その代わりにE:V30th+1‶カッコいいとこ"みせるよ。

逢えるそのトキを想い焦がれながら...

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E:V30th+1
Live2021
"side stories"
"three stories"

無題

 大阪でのライヴが終わった後、連泊して留まっていた。 一瞬でソールドしてしまい諦めていたレッチリ@城ホールのチケットが、ぴあのリセールで手に入ったからだった。 まる一日合間があったので、万博記念公園へ行った。 万国博覧会開催の年、俺は2歳。乳母車に乗っけられ家族全員で行ったらしい...