2017年8月29日火曜日

再々集結記念・FirstBlood回想 7/7

再々集結

今年2月、Gilles de RaisはGilles de Rais Projectと名を変え再結成劇を演じた。
この日をオーガナイズした一人、ホーリー氏と打ち上げで話す機会があった。
彼は90年代のジャパニーズロック愛に溢れていて、眠っている観たいバンドのメンバーに自ら声を掛け、再結成の場を提供すると言うのを時折繰り広げているのだが、今度ファーストブラッドやりませんか!?とメールが届いたのだ。
今も男前近藤Hiroとは知り合いで、やる気があると言う。
話をもらった日のメインアクトはGilles de Rais Projectである。
いっちゃん、ではなくJoeが2ステージやれるなら、と声を掛けてみた。
「ギター練習しとくわ!」これで決まりであった。
タケはやるものとしてメールをし、さてベースである。
今は亡き中野(ではなく、ここからはMarryと言いかえよう)の後で弾いた二人とは、もはや疎遠で、周りも連絡先知らずである。
色々思い浮かぶ人を考えたが、やはりMarryと繋がりのある人間がよいと思い、はじめMarryの甥っ子(立派なバンドマン/ドラマーに仕上がっている)がもしベースもやれるとしたらおもろいとホーリー氏に聞いてもらったが、残念ながら弾けないと言う。
じゃぁ、どうしようか?となるも束の間、いたではないか!
元colorであり、現在MarryメモリアルライヴでプチCOLORとしてベースを弾くREMMYが!
俺もよく知っている人なので話しは早かった。

FirstBlood 2017version の体制が整った。
Vo-HIRO G-JOE G-HIRO Dr-TAKE B-REMMY

一度、1993年の10月、オリジナルメンバー4人+司会カッチンで再集結GIGと銘打ち東名阪ツアーを行い愉快な時間を過ごした。
それから随分と時は流れ、今回は文字通りの再々集結となる。
"いい歳こいて勢い重視"の姿勢で向かおうと思う。
あの頃のなんとなぁ~くパンクの叫びではなく、俺として生命の限りで。

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First Blood
再々集結GIG決定! HAUNTED HOUSE Vol.9
~Night Of The Living Legend~
10月28日(土) 渋谷aube
チケット/ e+及びOfficialSiteにてチケット予約受付中!
詳細は期間限定特設ページにて→https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/firstblood 
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ソロ4thアルバム"まぼろしのうた"
通販8月31日(木)より受付開始!
9月5日(火)から順次発送!
詳細はOfficialSiteにて→https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/shop
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wipe / throttle ep × NEW HORISON wipe REMIX
wipe17年ぶりとなる新作は、新曲3+同曲リミックスで彩られた6曲入りEPに加え、14曲入りリミックスアルバム (配信のみでのリリースであったNEW HORISON wipe REMIXを再編集&リマスタリング) で構成した血程に濃い二枚組!!
通販予約絶賛受付中!
10月16日(月)より順次発送!
詳細はwipe特設ページへ→
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yohiaco
[Going high in the sky with your driving]
yohiaco  ×  LUCY’S DRIVE with Makoto Gomi
10/22(日)  下北沢 Laguna
11/5(日)  大阪 POTATO KID
チケット/ 販売中!
詳細はOfficialSiteにて→
http://yohiaco.tumblr.com/live
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Eins:Vier  2017
最新情報はOfficialSiteにて→https://eins-vier.wixsite.com/eins-vier

2017年8月28日月曜日

再々集結記念・FirstBlood回想 6/7

解散編

一先ず、続けるしかなかった。
タケも同じような心境であったろう。
バンドをもっと真剣に、と言う思いはあるものの、肝心なやりたい音楽がいったいなんなのかわからなかった。
メタル魂をパンクに売り飛ばしたツケはデカかった。
もうメタルもできない。そもそも歌えてなかったのだ。
かと言って、やはり俺はパンクではない。
先ずは恰好から、と考えてみても、好きなものが定まらなければどうにもピンと来ない。
やはり音楽、自分の魂を鷲掴みするロックを探していた。
模索する中、次のメンバーはすぐみつかった。
誰からどう紹介されたか?、まったく記憶にない。
当時はメンバーを探す必要などなかったのだ。
ギターとベース、誰かおらんか!?と打ち上げで言えば良いだけであった。
ふっと現れ、気づけば一緒にやっていた。
ギターには近藤(Hiro)。
俺はギターは、常にヒーローであれるような存在を欲す。
それは時に容姿、であったり、存在感であったり、音使いであったり。
近藤はと言えば、かなりの美青年であった。
なんでロックになんて目覚めちゃったんだい?と思ったほどに。
ベースはジルと名乗る男と、そのすぐ後にもう一人、ルージュと名乗る青年が。
日増しにファーストブラッド自体の熱も冷めてゆき、再出発からほんの数か月でのあっけない解散となった。
新しいサウンドとの出会いで、遊びバンドの延長線上にあったこのバンドを、もう遊びでも続けることができなくなっていた。
解散前に、俺自身初の東京での初ライヴ、初の東名高速上をボロバンに乗り込み西から東へ、しかも当時憧れていた鹿鳴館でのライヴを、いっちゃんを加え決行したことは今でも楽しい思い出である。
俺にとってはすべてが初の、新鮮な体験であった。
今考えたら、無事に帰ってこれたのが不思議なくらい無茶苦茶な工程であった。
生きているからこそ懐かしめる。ふ~、、。

新しいサウンドとの出会い、それは THE CURE と Nick Cave and The Bad Seeds である。
はじめて聞いた時、正に魂をガシッと掴まれた。
衝撃であった。これだ!と。
聴かせてくれたのはその後共にChaos Modeを組むこととなる、ギターの高見直也であった。
それはEins:Vierへと続く第一歩であるが、この話はまたの機会に。

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First Blood
再々集結GIG決定! HAUNTED HOUSE Vol.9
~Night Of The Living Legend~
10月28日(土) 渋谷aube
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Eins:Vier  2017
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2017年8月27日日曜日

再々集結記念・FirstBlood回想 5/7

脱退編

それぞれが、遥か遠く、陽炎の中もやもやしている島へ向け、戻るべき航路へと舵を切った。
そう航路...道ではない。
あの頃の俺らはゆらゆらして、足をばたつかせてもばたつかせても、どこへもたどり着けない漂流者であった。
このバンドは目指すところなど、はじめから何一つ無かったことを再確認した。
いっちゃんは並行して活動していた CRY MAX を解散し、新しい体制で再スタートを目論んでいた仲間バンド Christian Door への加入を決めた。
変わらず並行して、と心のどこかで望んでいたように思う。
でも野望は俺を飛び越え、先へと向かっていた。
中野が俺に言ってきた。「いっちゃん辞めるって。どうする?誰か入れてはじめようや」
この時、ファーストブラッドは停滞していた。
俺は即答した。「いっちゃんがやらんのやったらもうできんやろ」と。
間もなく、中野がCOLORに加入することが決まった。
当時大阪でCOLORと言えば、インディーズ界最大最強バンドであった。
その衝撃は、ちまたで激震となり、もっと注目されたいと本気で思うキッカケとなった。
中野は仲間の中でもトップクラスの、楽しい光に吸着する浮遊物質であった。
周りでプカプカする同じく浮遊物質の俺、たち、は光にばかり寄っていたらバカにされるぞとばかり、ぷかぷかぷか、そっぽを向いて時折これ見よがしに難しい顔をするのだけど、奴は違う。
俺たちはそんな彼を愛情を込め笑っていたのだけど...その中野が嬉しそうな顔で「俺凄いやろ!俺、カッコいい?」と自慢気な顔つきで俺たちの前にいた。
俺たちはまだぷかぷかして、なんだかわからぬ浮遊物資であることを恥じるどころか、それが自慢てな具合だったわけだけど...目の前の奴も変わらずぷかぷかしているようだけど...中野は今やあのCOLORのベーシスト。
奴と俺、たち、もはや同じわけわからぬ浮遊物資のようであってまったく違う。。

変わったように思う、バンドに向かう気持ちが。
男子的初期衝動、目立ってモテたい!から欲は膨らみ、俺も何百のファンにキャーキャー言われたい!と欲の様相は一変した。
モテるくらいでは足りなくなっていた。※この時すでにモテていたかは定かではないが...
得ようとした時点で、失うものがある。
まだ手にし笑ってもいない内から、手にするまでほんの少しも笑えなくなる。
だから得なきゃならない。得なきゃならなかった、あの時の俺は。

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First Blood
再々集結GIG決定! HAUNTED HOUSE Vol.9
~Night Of The Living Legend~
10月28日(土) 渋谷aube
チケット/ 8月28日(月) 0時よりe+及び当サイトにてチケット予約受付開始!
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Eins:Vier
-1568日ぶりのライヴはあのかつての聖地へ‐
11月19日 (日)  目黒鹿鳴館
One Man Live 2017 "Searching For Me"
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2017年8月21日月曜日

再々集結記念・FirstBlood回想 4/7

活動期編Ⅱ

お遊びとその気が混在した日々がはじまった。
それは若さゆえの、混沌とした狂乱によるところの愉-快感であった。
今振り返れば、たかだか数か月間の全力疾走ではあったが、その時間の長さは単に若かったからだけではない。
余りにも中身の詰まった日々であったから、更に増した数年間のような数か月であった。
あれを一年続けることはできなかったであろう。
人間は体でそれを感じ、同じくして楽しさも半減し漲る無敵感も減退してゆく。
それが大人になると言うことかも知れない。
まんねりの一挙動に笑いのネタを無数に見つけ出し、可笑しくてたまらなかった時間が薄れ陰鬱さが顔を出す。
その塊はやがて時を突き破り、日々へとドロドロと肥大し俺らを苛立たせた。
まだまだ若さ溢れていたから、受け入れることなどできるはずもなく、ただ騒いで紛らわす日々が蔓延していった。
遊び、騒ぎ、ライヴし、打ち上げし、騒ぎ、連れのライヴにゆき、打ち上げし、騒ぎ、遊び...金が無くなったら盗み以外なら手段は問わずで誰かしらが掻き集め、どうにもならなくなったら、仕方がないので盗み、はせずにバイトした。
この時にもしイギーポップを知っていたら、俺は20歳を前にパンクスへと変貌していたかもしれない。

They say that death kills you, But death doesn’t kill you. Boredom and indifference kill you.
奴らは死が人を殺すというが、死はお前を殺さない。退屈と無関心こそがお前を殺す。-Iggy Pop-

若さゆえの行き詰まり感を、良く言い当ててる。
恰好やリズム、曲の作り、などは好みの世界であるし、その精神性を完全には表しきれない。
メタルとパンク(短絡的な表現ですまないが当時はそんなもんだ)の大きな違いは、パンクをパンクたらしめているのは歌詞だろう。

ファーストブラッドで学んだことは、多い。
その後の俺を作ったのは、この時期が大きく関わっていると言っても過言ではない。
無茶苦茶遊んだ、そんなことは実はおまけでしかない。
俺はこの時期に、洋楽のメタルやハードロック、MTVを賑わす流行りものの洋楽以外にも、様々な面白いシーンが日本においても歴然とあり、自分の感受性は十代だと言うのに余りにも乏しいと言うことに気づいた。
ハチャメチャな活動の中に、音楽が常にあった。
タケはドラムオタクで練習熱心。なんだって叩けてた。
中野はめちゃくちゃインディーズシーンに詳しくて、歌謡曲も大好き。奴の車では、いつも流行りの音楽が流れていた。
いっちゃんはそれこそパンクからメタル、日本のインディーズからメジャーまで、とにかく好奇心旺盛だった。彼から出てくるメロディーはどれもキャッチーだった。
これらすべて、当時の俺にはまったく持ち合わせていなかった部分だ。
日々シラケてゆく、いや、勘違いから脱してゆく中、消えないどころか光を増してゆくものは、ロックへの情熱であった。

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手から手へ

手を離れました、かわいい我が子が。
手から手へ、ぼくの歌を好いてくれる人たちへ、先ずはじめに届けることができ嬉しかったです。
4thアルバム"まぼろしのうた"先行発売会、来てくれてありがとう。

言いたいこと、言えたと思う。
一人でも、ここまで歌えるようになりましたと、堂々と、弾き語れたように思う。

待ちわびてくれているみんなにも、ありがとう。
もうしばらくお待ち下さい。

プロデューサー五味誠が、Pとしてこのアルバムへのライナーノーツを書いてくれています。
https://lineblog.me/makotogomi/archives/67138143.html
なかなか聞けない音作りの話から、面白いエピソード、読み応えありです。
聴いてから読むか?、読んでから聴くか?
楽しみ方が広がりますよ♪

曲に完成などなく、その時々の想いで何色にでも彩れる。
そして作品創りは、たった今の記録である。
それを痛感すると共に、ぼくらの魂を込めたこの時はもはやあの時になった。
ここにまた新たな時を刻むことができるのは、きみなのです。

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ソロ4th Album”まぼろしのうた”
8月31日(木)から通販受付開始!
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10月28日(土) 渋谷aube
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2017年8月18日金曜日

再々集結記念・FirstBlood回想 3/7

活動期編 Ⅰ

ほんとに、みんな遊びのつもりだった。
俺は表面だけながらかろうじてメタルで、いっっちゃんはCRYMAXがあったし、そもそもボーカルだ。
中野はバンドを真面目に取り組むような気概などなく、タケは魂ふにゃふにゃだがやはりメタルだ。
楽しかったら二度三度、程度で考えていた。
恰好は、パンクだからと衣装まで変えるほどのオシャレさなど皆無。
なのでめでたくジャパメタの様相(いっっちゃんはパンク愛もありちょっと違ったが)であったものの、個々それぞれ、オリジナル意識をもちバンドとして立派に一回目のライヴ、バハマのステージに立った。
はじめて合わせた初期衝動よろしく、これがパンクだろ!?的まったく勝手なイメージで叫んだ。
バハマはフードが出されていたのだが、食い物を投げるのがパンクだろ!?てなことで、テーブル上の小皿に乗っかってる(一番人気)唐揚げやら、(二番人気)焼売やらを掴んでは投げた。
ありったけをやり終え、表へ出て空を見上げた。
これまでにない爽快な気持ちが込み上げてきた。
今思えば、その爽快感は遊びからくる解放感、加え歌わなくていい解放感でもあったろう。
その頃の俺は、好きなハードロック・ヘヴィーメタルの洋楽ナンバーなど思うように歌えるわけもなく、オリジナルを見様見真似で作りやっとのことブッキングしライヴハウスに出るも、ステージに上がった瞬間緊張し、その裏返しでガーッとテンションが上がり歌い上げる余裕など微塵も無くなる有様。
一生懸命考えたメロディーは、単なるだみ声へと変わったのであった。
その繰り返しで、俺はボーカルとして、と言うかメタルとして悩んでいた。
そんな時に話が持ち上がったこのバンド、遊びでパンクのファーストブラッドであったのだ。
そして終演後、俺たちを惑わし狂わせ調子に乗って宙にふわふわ浮かせる事件が起きた。
当時の俺たちにとって伝説的ライヴハウス、バハマのNO2のおねえさん(NO1はおとうさん)があっさりと「あんたら次から土日¥500な」と。
この意味がキミにわかるか!?
なんと二回目から土日にワンマンを約束され、しかも¥300から¥400を飛び越え¥500だぞ!、、
わからないなら説明が面倒くさいからもういいが...凄いことだったんだぜ。
まぁ打ち出す金額根こそぎしょぼいから、さらに伝わらんだろうな、この衝撃。。
ちょっとくらい怒られるつもりだった俺は、けっこうおもろいやん!ってなってるおねえさんに対しポカ~ん???でありました、、。
とは言え、この瞬間から暫しの遊びバンドから暫しの勘違いバンドへの昇格が決まったのであった。
外へ出るなり、みんなで喜びを大声あげてわめいたように記憶している。
タケと俺などは「メタルなんてくそくらえ!」「やっぱこれからはパンクやで!」と......恥を知りなさい。


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First Blood
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HAUNTED HOUSE Vol.9
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チケット/ 8月28日(月) 0時よりe+及び当サイトにてチケット予約受付開始!
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8月19日(土)大阪POTATO KID
8月20日(日)高円寺AMPcafe
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One Man Live 2017 "Searching For Me"
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https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/wipe

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2017年8月16日水曜日

再々集結記念・FirstBlood回想 2/7

結成編 /

お遊びバンドへの誘いの後、数分「バンクかぁ...」とぼそぼそ言いながら迷っていたのだが、新しいメンバーと新しいことをやると言うなんか楽しそう( °▽ °)てなわくわくに抵抗するほどの意志も意義も見当たらず、メタル魂は"遊びやから"と言い訳をこしらえあっさり軟弱化した。
ドラムは当たり前のようにタケに。
彼の決断は早く「俺パンクも好きやで」と、そもそも魂が表面すら鉄ではなかった。
メンバーが決まれば、早速スタジオに入って合わすことになるのがバンドマンの道筋。
中野がイイ奴と言うのだから、ワルイ奴ではないのはわかっていた。
その頃、仲間の"イイ奴"は絶対だ。
いつからそうでなくなったのか....シンミリ。。
しかしながら、カミソリで体を切る人間である。
ちょっとイカレタ奴くらいは想定してスタジオへ向かった。
会うなり満面の笑顔で握手。
話しっぷりも気さくで面白く、一気に距離も縮まり曲を合わせた。
いっちゃんが単調ながら勢いのあるリフを弾きはじめる。
タケが軽快なリズムを刻み、中野がいい加減なベースを、なのになぜだか楽しさがちゃんと伝わるベースで入ってくる。
俺はパンクと言うおぼろげなイメージを吐き捨てるがごとく、力の限り叫んだ。
ことが一瞬で片付いたかのように、答えを確かめ合う必要などなかった。
リハを終えいっちゃんが言った。「バハマブッキングしとくわ!」
そうなればバンド名...考えんの面倒やな...俺がこないだまで煮詰まりながらもやっていたメタルバンドの名前でええかと、みんなにその名を伝えた。

「ファーストブラッド」

FirstBlood 名の由来/
俺はシルベスタスタローンが大好きだった。
スタローンの映画ランボーもロッキーに次いで好きだった。
ランボーは日本公開用のタイトルで、元はFirstBlood。つまり、そう言うことだ。
後にデビッドボウイやらスミスやら、映画で言えばブレードランナーやらを好きになるような男ではまったくなかったことを思えば、人生はゲセなさ過ぎて面白い。

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再々集結GIG決定!
HAUNTED HOUSE Vol.9
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One Man Live 2017 "Searching For Me"
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One Man Live 2017
"Searching For Me"
‐1568日ぶりのライヴはあのかつての聖地へ‐


2017年8月14日月曜日

Areyouready?

ぼくはこれからのために、これまでをやり切る思いを胸に新年を迎えたんだ。
やれることはまだまだあり、やりたいこともあった。
絡み合った思考の中から、真っ先に浮かび上がってきたこと。
それはEins:Vierでライヴをやりたいと言うこと。
なんもカッコウつけることもなく、素直にそう思えた。
ぼくはすぐにルナとヨシツグに連絡をし、三人で会ったんだ。
何度も、何時間も話したんだ。

11・19に、あの懐かしの鹿鳴館。
これは流れではなく、再結成後、ぼくらが正真正銘主体的に決めたはじめてのライヴだ。

ぼくらは、いつからかズレたのではない。
考えてみればずっとズレていた。
それでもやる意味があるかないかの違いだ。
やるなのなら、それが広がりになる。
過去、現在、未来。
盲目的な勢いを失い、歳をとっただけではないさ。
未来は幾つになってもさっぱり掴めないけど、確かな成長で魅せるよ。

終わりの時も、この時も、変わりはなく一瞬。
精一杯やりたいように生きようと、いま言い切れる。
人生は一度きり。





2017年8月13日日曜日

再々集結記念・FirstBlood回想 1/7

出会い編 /

大阪、吹田駅から歩いて10分ほどの所にYOUと言う名の音楽スタジオがあって、俺も中野(Marry)もそこでバンド練習をしていた。
オリジナル曲で数度、ようやくライヴハウスに出始めた程度の頃である。
そんな連中にとって拠点はもっぱら練習スタジオで、そこで同年代の同類共は繋がりを持ち仲良くなったものだ。
十代の世界は狭い。そこそこ弾ける奴、叩ける奴、歌える奴は、学校が同じでなくともざっくり地域を分けた一括りの中で、たいがい知り合いになる。
あ、それと早々にドロップアウトしたような奴も...まぁ、俺も中野もこの部類だ。
ドラムのタケちゃんとは正にそんな仲で、コピーバンド時代からこの時もメタルバンドを共にしていた。
そう何を隠そう俺は根っからのメタル小僧であった!!!!!

⚡⚡⚡暫しヘドバン⚡⚡⚡

ある時、中野が話しかけてきた。「クライマックスって知ってる?」「そこのボーカルめっちゃヤバイねん、カミソリで体切るねんで」「いっちゃん(Joe)って言うねんけど、ライヴ観に行ったら仲良くなって、遊びでパンクバンドやれへん?言われてんねん」
「いっちゃんがギター弾くって。曲もあるみたいやで。ヒロちゃん(俺)やれへん?」と。
俺はふむふむと黙って話を聞きながら、一度だけカミソリのくだりで「痛いやん」と返しただけであった。
一緒にやろう♪ばなしであることは早々に察しがつき、この時ちょうど自分のバンドがイマイチ停滞してる現状を思い浮かべ、お遊びバンドもまんざらでもないなぁと考えていた。
がしかし、パンクバンド...俺は躊躇した。。
ハッキリ言って、聴いたことなどなかったからだ。
もっと言えば、聴くまでもなく嫌いだっのだ、パンクと言うものが。。

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First Blood 再々集結GIG決定!
HAUNTED HOUSE Vol.9
~Night Of The Living Legend~
10月28日(土) 渋谷aube
チケット/ 8月28日(月) 0時よりe+及び当サイトにてチケット予約受付開始!
詳細は期間限定特設ページにて→https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/firstblood 

2017年8月11日金曜日

再々集結

First Blood 再々集結GIG決定!
HAUNTED HOUSE Vol.9
~Night Of The Living Legend~
10月28日(土) 渋谷aube
チケット/ 8月28日(月) 0時よりe+及び当サイトにてチケット予約受付開始!
詳細は期間限定特設ページにて→https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/firstblood 

First Blood とは、俺が19歳の頃から約一年間やってたバンドだ。
その後1993年に集結。
それから24年、再び集まってバカな歌と遊び戯れようと思う。
決まったからには早くに聴いておこうと思い、奇跡的に捨てずに残しておいたデモテープ三本をクローゼットの片隅から引っ張り出した。
見た感じ、状態はかなり良い。聴けそうだとほっと胸を撫でおろし、ステレオのカセットデッキに入れようとしたなら!、ぐい~んと音はするもののトレイが出てこない...壊れてましたぁ、、。
これはどうしたものか...と考えた挙句、一つのアイデアが頭に浮かんだ。
メンバーとの共有も必要だし、一度デジタルに変換しデータ化。ならばそのままCDにして、物販としてこの音源を復活させよう!とまぁありきたりであるが・・・
真っ先に頼れるエンジニア、マコトゴミアットマムスタジオに連絡。カセットテープ式MTRがあると言うので即お願いした。
無事、回り、音も使えそうだよとメールが来た時にはふぅ~っ、、と声が出た。
仕上がったファーストブラッドの歌を、久しぶりに聞き返した。
先ずは見事にローが持ち上がり、カセットらしからぬ太い音に変身していて感激した。
流石マコトゴミ。感謝。
その感激をぶち破る、聴こえてくる懐かしすぎるデモ音源の歌たち。
未熟なふてぶてしさと、当時を思い起こせば...ヤケクソ感。。
その頃は、人生で一番不摂生極まりない時で、声はひび割れぜんぜん若さを感じられない。。
歌も詞もヒ、ヒドイ!、、無茶苦茶で聴いていて恥ずかしくなるの巻、、。
と同時に、人間続けていれば、少しずつでも成長できる。
そう俺はちゃんと成長しているーっ!!!!!と思った次第である。
結局"俺"に帰結。
中身はそう変わらないのである。
であるからこその面白みは、探せば道端に転がっているのだ。
CDのデザインもこの"俺"がちまちま作っていて、言うてる間に完成だ。
まぁライヴは勿論のこと、こっちの方も楽しみにしていてくれ。
そんな訳で、色々思い出したこともある。
ファーストブラッドってなぁ~に?な人もおるだろう。
時を幾つかに分け、回想録なるものを改めて書こうと思う。
ライヴまでのお楽しみにして、気持ち盛り上げていってほしいぞ。




2017年8月10日木曜日

wipe-2枚組CD制作中!

ほんと俺、わがままです...五味マBlog参照。
もう開き直りの域に到達していますが、一人では何一つと物事は動かないと言うことは理解しています。
人も動物、孤独な生き物だけど、それは一人きりで生きていると言うことではない。
人との関わり合いが意味あるものに変えてくれる。

今年ぼくは12月で50歳になります。
半世紀、、なんだかびっくりなこの数字に、去年の暮れから思いのほか意識しはじめ、次の年は記念年と捉え、脳裏に浮かんだやりたいことを片っ端から実行しようと考えていました。
そして今年はじめ、ソロ4作目のアルバム制作を開始し、その日々の中で、wipeのメンバーが頭に浮かんで離れないまま作ったドストレートロックな曲が出来たのでした。
と同時に、新曲とリミックスを合わせたCDを作りたい!と思ったのです。
数年前、配信のみでリリースしたNEW HORISON wipe REMIX を聴いた時、ビビビッときた記憶は今も鮮明。
リミックスと言うより、バンドとして一つ到達した姿のような感じがして、個人的にかなり重要な大作なのです。
これが仕上がった当初は、まこっちゃんはもうライヴではギター弾かず、PCとシーケンサーを睨みながら音出したらええんちゃうか?などと語っていました、、。(ったく言いたい放題な俺...)

俺は昭和生まれ、中身もどっぷり昭和なもので、配信音楽はじっくり聴く態勢になれずあまり好きではありません。
レコードで、とまでは思いませんが、デジタルであっても、媒体を手にし、音を流すのではなく、かける、と言った感覚が伴わないとしっくりこないのです。
だからNEW HORISON wipe REMIXはいつかCD化したいとずっと考えていたので、その思いをくっつけて二枚組となるまでにそう時間はかかりませんでした。
アイデアを話すなり、メンバー共々あっちゅう間に向かっていったのです。
誠くんは何倍もがんばっています。
天才は楽できないのです。

自分の手にしたいアルバムができあがってゆく過程は、楽しい限りです。
山も谷もへっちゃらになります。
しかし自己満足では、音楽は響きを失います。
共感が音楽を広げるのです。
そのためにやる側は常に現実と葛藤し、日常の中の別世界を構築するためにもがいています。
築いた空間は、やる側聴く側の垣根などを超えた、馴れ合いなどではない許し許しあえる平穏な世界があると信じて。


wipe / throttle ep × NEW HORISON wipe REMIX
wipe17年ぶりとなる新作は、新曲3+同曲リミックスで彩られた6曲入りEPに加え、14曲入りリミックスアルバム (配信のみでのリリースであったNEW HORISON wipe REMIXを再編集&リマスタリング) で構成した血程に濃い二枚組!!

通販予約絶賛受付中!
10月16日(月)より順次発送!
詳細はwipe特設ページへ→
https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/wipe

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ソロ4thアルバム"まぼろしのうた"先行発売会、チケット予約絶賛受付中!
8月19日(土)大阪POTATO KID
8月20日(日)高円寺AMPcafe
https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/live
通販受付開始は8月31日より!
https://suzukibedmusic.wixsite.com/yamadahirofumi/shop

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yohiaco

[Going high in the sky with your driving]
yohiaco×LUCY’S DRIVE with Makoto Gomi
10/22(sun)下北沢 Laguna
11/5(sun)大阪 POTATO KID
http://yohiaco.tumblr.com/live 


無題

 大阪でのライヴが終わった後、連泊して留まっていた。 一瞬でソールドしてしまい諦めていたレッチリ@城ホールのチケットが、ぴあのリセールで手に入ったからだった。 まる一日合間があったので、万博記念公園へ行った。 万国博覧会開催の年、俺は2歳。乳母車に乗っけられ家族全員で行ったらしい...